和歌山市の観光名所や、和歌山市の歴史を感じながら、休日を過ごせるスポットを紹介していきます。
長い歴史を誇る和歌山市から、今回は刺田比古神社と岡山の時鐘堂をご紹介します。
刺田比古神社は岡公園の南、和歌山市片岡町に位置し、1000年以上の長い歴史を誇る神社で、徳川頼宣の和歌山城入城以来、城の守り神となりました。江戸時代、拾った子供はよく育つといわれていたことにあやかり、徳川吉宗は扇の芝(現在の県庁前交差点付近)で刺田比古神社の神主に拾われたと伝えられています。
岡山の時鐘堂は和歌山県立近代美術館の隣にあり、徳川吉宗が紀州藩主だったころに造られました。鐘の鋳造には、1615年の大坂夏の陣で豊臣方から接収した大砲を溶かして使われたと伝えられています。江戸時代から明治まで時報の鐘として使われていましたが、現在は8月15日と12月31日に鐘がつかれています。
今年ももうすぐ終わりとなります。大晦日の鐘を聞き、新たな気持ちで新年を迎えていただければと思います。